走行距離10万km超でもメンテすれば問題なく乗れる国産バイク
耐久性の高い国産車にとって10万キロは通過点に過ぎず、しっかりとメンテナンスをすればもっと乗り続けることができます。もちろん現行新車の方が排出ガスはクリーンですが、生産・運搬のCO2排出を考えると「新しいバイク=ベスト」と言い切ってしまうのは疑問が残るところで、古いものを大事に使い続けることもエコに繋がるのではないでしょうか。もちろん、そのためには冒頭でも述べたがメンテナンスが重要で、長く安全に乗り続けるには故障する前に予防修理を行うことが重要であり、それが愛車の好調維持につながるのです。
課題はメンテのコスト。それをリーズナブルに抑えてくれるのが「NTB」
ただ、走行距離を重ねてくると、あちこち同時にメンテナンスの必要な箇所が出てくるだけに、修理コストがバカにならないのも事実です。買い替え費用と天秤にかけて買い替えを決断するケースも多いでしょう。それも賢い選択なのかもしれないし、良いタイミングなのかもしれません。しかし、実は修理コストは部品代を抑えることでグッと下げられる可能性もあります。そんなリーズナブルな部品を提供しているのが、今回紹介する『NTB』です。
純正パーツと同等の性能&耐久性を実現したNTBの「規格部品」

NTBは消耗部品を中心にバイクのさまざまな部品をラインナップするメーカーで、同社の部品は精度や耐久性などの安心面はそのままに、リーズナブルな価格を実現。修理の際にNTBの部品を使用することでコストを抑えることができる、いわばジェネリック医薬品のバイクパーツ版のような存在です。しかも同社の「N.T.Bオートパーツサーチ」を使えば適合確認も取れるうえに、純正同等の品質が確保されているので、バイクショップの整備の現場でも広く使われています。
NTBの規格部品を使用したメンテナンスの実例を紹介!
アドレスV125Gのフロントブレーキパッド&ブレーキローター交換

そこで今回はNTBの規格部品を使ったアドレスV125Gのメンテナンスを実例として紹介します。まずはフロントブレーキパッドの交換から。ブレーキは安全装備として最も重要なパーツのひとつであり、敵機的なメンテナンスはもちろん部品の品質も重要。NTBの部品は純正品と同等の品質なので安心して使用できるうえに、コストも抑えられるのは嬉しい限りです。

アドレスV125Gはブレーキローターも摩耗限度に近い状態だったのでパッド&ローターを同時に交換。ちなみにローターは社外品のペタルディスクが装着されていました。

かなり偏摩耗が進んだ状態。ブレーキ制動力の低下や鳴きの発生原因となります。

ホイールを外し、ブレーキローターを交換。ホイール側のローター取り付け座面はサビや汚れをしっかり落とします。ローターボルトにはネジロック剤を使用して締め付け、新品ローターは錆止めオイルが塗布されていることもあるので必ず脱脂します。

ブレーキパッドも交換時期が近い状態。新品ローターに合わせてブレーキパッドも新品を装着します。

NTBの新品と比較すると摩耗度合いが一目瞭然。NTBのブレーキパッドは信頼性が高く、タッチや効きも安定しています。

摩擦材の面取りとパッドのバックプレートに鳴き止め用のグリスを塗布し、新品パッドを組付け。

組付け完了。新品ブレーキローターと新品ブレーキパッドの組み合わせで新車時の効きとタッチが蘇えりました。コントロール性も良好で、安全性も大きく向上するはずです。
アドレスV125Gのリアブレーキケーブル交換

スクーターのリアドラムブレーキは、ハンドルからリアホイールまで届く長いワイヤーで作動する場合が多く、走行距離が増すとワイヤーが伸びてブレーキレバーを深く握り込まないと効かなくなる傾向にあります。伸びるならともかく、最悪の場合はワイヤーが切れて非常に危険。ブレーキシュー交換後もブレーキ調整が正規の位置まで戻らない場合はワイヤーの伸びが疑われるため、早期に交換することをお勧めします。

スクーターのリアブレーキケーブルはカウルの中を通っているので作業は少々面倒。

外したワイヤーは折れ癖が付いていた状態でした。右は新品のNTB製のワイヤー。

下がNTB製。レバー側のタイコの部分には純正と同じようにしっかりゴムのダストカバーが付いています。格安品の中には省略されている物もあるので注意。

外すのと逆順の要領でNTBの新品ワイヤーを装着。ブレーキ調整範囲がだいぶ広くなりました。

レバーを握るタッチも軽くなり、ブレーキをかけても握った分だけ効いている。レバーの戻りも非常にスムーズ。
アドレスV125Gのメーターケーブル交換

バイクの機械式メーターは、フロントホイールのメーターギアで速度を計測しています。メーターケーブルが切れると当然メーターは動かなくなり、そのままでは危険なのはもちろん整備不良にもなります。白バイが並走して目視によるメーターの作動を確認する取り締まりを受ける可能性もあるため、メーターが動かなくなる前に時期を見て新品に交換しておきましょう。

メーター側のケーブルはキャップ型のナットで固定されていて、プライヤーなどで緩める。

アドレスV125Gの場合、ホイール側はメーターギアにプラスビスで固定されていました。

NTBの新品ケーブルには、メーターギア側の差込金具にOリングも付属されており、しっかりした造りとなっています。

ケーブルのセット時はホイールを回転させながら行うとスムーズにセットできます。最後にメーターの作動確認を忘れずに。
NTBならアナタのバイクのパーツもリーズナブルに揃うはず!
以上、アドレスV125Gを例にした部品交換でしたが、NTBの部品を修理やメンテナンスに使うことで、性能や耐久性はそのままにコストダウンできることを分かっていただけたと思います。ここで紹介したものはごくごく一部であり、NTBの部品ラインナップは多くの国産車を網羅しているので、まずはホームページで自分の愛車用の部品があるかどうかを確認してください。
もし、部品の適合に迷ったら「N.T.Bオートパーツサーチ」で確認すれば安心。年式や車名などから適合確認を行うことができるので、ぜひ活用してみてください。
