なぜタイヤ交換は必要?
タイヤは唯一、車と路面が接する重要な部品です。毎日、車の重さを支え、加速・減速・方向転換という大切な役割を担っています。しかし、タイヤは使っているうちに少しずつすり減っていきます。すり減ったタイヤを使い続けると、以下のような危険があります。

① スリップしやすくなる
特に雨の日や濡れた路面で、路面との摩擦力が落ち、滑りやすくなり事故の危険性が増します。
② パンクのリスクが高まる
溝が浅くなると、異物が刺さってパンクする可能性が高まります。
③ 車検に通らない
法律で定められたタイヤの溝の深さ(スリップサイン)を下回ると、車検に通りません。
タイヤ交換の目安は?
タイヤの交換時期は、主に以下の3つのポイントで判断します。
1. 溝の深さ(スリップサイン)
タイヤの溝の奥には、「スリップサイン」と呼ばれる小さな突起があります。
このスリップサインとタイヤの表面が同じ高さになったら、タイヤの寿命です。すぐに交換が必要です。
2. 製造年週
タイヤはゴム製品なので、時間の経過とともに劣化します。たとえ溝が残っていても、製造から4〜5年が経過したら、交換を検討しましょう。製造年週は、タイヤの側面に刻印された4桁の数字で確認できます。(例: 1224 → 2024年の12週目に製造)
3. 走行距離
一般的に、タイヤの寿命は3万〜5万kmと言われています。お車の使い方や運転の仕方によって異なりますが、一つの目安にしてください。
どうやってタイヤサイズを調べるの?
タイヤサイズを調べる方法は主に2つあります。
方法1. タイヤの側面を見る
これが一番手軽で確実な方法です。タイヤの側面(サイドウォール)には、たくさんの情報が刻印されています。その中で、以下のような数字とアルファベットの並びがタイヤのサイズを表しています。

この数字には、それぞれ意味があります。
・195: タイヤの幅(mm)
このタイヤの幅は195ミリメートルです。幅が広いほど、路面との接地面積が増え、グリップ力や安定性が高まります。
・65: 偏平率(%)
タイヤの幅に対する、タイヤの断面の高さの割合をパーセントで表しています。この場合、高さは幅の65%です。
偏平率が低いほど、タイヤの側面が薄くなり、スポーティな見た目になりますが、乗り心地は硬くなる傾向があります。
・R: タイヤの構造
「R」は「ラジアルタイヤ」を意味します。現在の乗用車のほとんどはラジアル構造のタイヤです。
・15: リム径(インチ)
タイヤの内径、つまりホイールの直径をインチで表しています。この場合、15インチのホイールに適合します。
・91: ロードインデックス(LI)
「荷重指数」とも呼ばれ、そのタイヤが支えることができる最大の重さを指数で示しています。数字が大きいほど、より重い車に耐えることができます。
・H: 速度記号
そのタイヤが走行できる最高速度を示すアルファベット記号です。Hは時速210kmに耐えられることを意味します。
方法2. 運転席のドアの内側を見る
タイヤのサイズが分からない場合、運転席のドアを開けた内側に、タイヤのサイズと適切な空気圧が記載されたステッカーが貼られていることが多いです。
このステッカーには、純正のタイヤサイズが記載されているため、交換の際の参考にすることができます。
タイヤの種類と選び方
タイヤには、さまざまな種類があります。用途に合わせて適切なものを選びましょう。
(1) 夏用タイヤ(サマータイヤ)
ほとんどの車に標準で装着されているタイヤです。雨天時でもしっかりグリップし、静粛性や乗り心地もバランスよく作られています。
(2) 冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)
雪道や凍結路で、安全に走行するために必要なタイヤです。柔らかいゴムでできており、低温でも路面にしっかり密着します。凍った路面での滑りを防ぐために、細かい溝がたくさん入っています。
(3) オールシーズンタイヤ
夏用と冬用の両方の特性を併せ持ったタイヤです。一年中履きっぱなしにできるのが大きなメリットです。ただし、凍結路面での性能はスタッドレスタイヤに劣るので、豪雪地帯や凍結が頻繁に起こる地域での使用には注意が必要です。